爽やかな春の風が吹く園庭で、気持ちよさそうに泳ぐ沢山のこいのぼり達。
4月30日、5月1日の2日間でミニ運動会を行いました。
新入園児の保護者の方は、我が子が幼稚園でどのような生活を送っているのか、
どんな事をして何を感じ、今日はどんな顔をして帰ってくるのかを楽しみに
待ちわびて過ごしているのではないでしょうか。
と同時に、お友だちと上手く関われているのか…
様々な不安を感じている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、この3週間で子どもたちは毎日様々な経験をしながら
小さな成長を積み重ねてきました。
このミニ運動会は、保護者の皆さまにそんな子どもたちの頑張っている姿、
成長した姿を見て頂く機会でもあります。
登園した子どもたちは朝から
「早くかけっこしたいな!!」「見て見て~、早く走れる靴で来たんだよ!」と
早くも気合十分です。
いよいよ、子どもたちが楽しみにしていたかけっこの時間。
いちについて・・・よーい、ドン!
スタートの合図が鳴り一斉に走り出す子どもたち。
ひよこさん・年少さんにとっては長い距離だったことでしょう。
それでも一生懸命、大好きな担任の先生が待っているゴールに向かって走っていきます。
そしてゴールで先生にぎゅっ♡としてもらうと、みんな満面の笑顔です。
自分の足でゴールまでたどり着いた達成感と、
その頑張りを認めてもらえた喜びを体いっぱいに感じているようでした。
年少組さんから年長組さんになるにつれて、
「1番になりたい!」「友だちに負けたくない!」
という競争心が芽生え、表情が勝負へ挑む顔へと変わっていきます。
笑顔だった子どもたちも、スタートラインに立ち、走り出すと同時にこんなに真剣な表情に!
頑張れ~!!
一生懸命頑張るみんなの姿を見て、私たちは心がしびれます。
途中、レースの序盤で大きく転んでしまった男の子がいました。
あまりに勢いが良かったので、職員が駆け寄ろうとしましたが、
自分の力で立ち上がりました。
起き上がった姿に一瞬私たちも安心しましたが、
だいぶ痛かったのでしょう、その男の子は足を引きずっています。
ゴールまでまだ距離もあるので、我慢出来ずに泣き出してしまうかもしれないな、
それでも、諦めずに何とかゴールして欲しい!と心の中で声をあげていました。
その時、彼の表情に驚かされました。
もう、今にも泣きだしそうだけれど、必死で痛みに耐え、
くしゃっとなった顔で悔しさを押し殺し、
そして、ゴールへ向かって足を動かしていました。
私たち大人も、痛みに耐えて、前に進まなければならない時があります。
まだ生まれて5年ほどのわずかな時間の中で、
生きていくうえで大切な力を蓄えている、その表情と強さに感激しました。
先頭でゴールした子は自分に自信を持ったことでしょう。
1番になれなかった子は、悔しい思いをしたことでしょう。
でも、どの子も一生懸命頑張って走ったのですから褒めてあげることが大切です。
大好きなおうちの方の「頑張ったね♡」の言葉で子どもたちは
「また次も頑張ろう!」と自信や意欲を持つことができるものです♪
かけっこが終わった後のプレゼント渡しでは、照れくさそうに、
でも嬉しそうにおうちの方にプレゼントを渡す子どもたちの姿が印象的でした☆
子どもたちが一生懸命描いたプレゼント、
ぜひおうちに飾って家族の話題の一つにして下さいね!
ゴールデンウィークもあと1日。
楽しい休日を過ごして、また元気に登園するみんなに会えるのを
楽しみに待っています♪
春の暖かな陽気を満喫しようと幼稚園そばの
桜並木のお散歩に出発しました♪
先日幼稚園に入園したばかりのひよこ組さん、年少組さんは、
年長組のお兄さん、お姉さんと手を繋いでお散歩へ出発!
異年齢の子と触れ合うことにより社会性を身につけます。
年長組のお兄さんお姉さんは、小さい子の面倒を見ることによって
自分が大きくなったことを自覚します。
それが喜びとなって、自立を更に深めていきます。
小さいお友だちは、お兄さんお姉さんに手を引かれ
異年齢のお友だちの存在を肌で感じ、
憧れや成長への意欲を抱いていきます。
年長組のあるお兄さんは、
少し不安そうな小さいお友だちのお顔を笑顔で覗き込みながら、
『大丈夫?一緒に行こうね!』と歩き出しました。
年少組の小さいお友だちは、初めて会うお兄さんお姉さんと手を繋いで
一歩一歩自分の足で歩きました。
年中組さんは、写真を撮る私を発見して、川の向こうから大きく手を
振ってくれました。
嬉しいですね~~♪
くず川沿いの桜並木は、たくさんの『 春 』を発見できます!
どんな春を見つけたかな・・・?
「菜の花食べたことあるよ~!」 「タンポポの根っこでコーヒーが作れるんだよ~!」
そんな会話が飛び交います。
こちらはイチョウの木!
※写真で見ると大きく見えますが、1枚の葉はまだ1cmに満たないほどの小さな葉です!
イチョウというと、黄色いイチョウ並木を想像しますが、
こんなに小さい葉が大きくなり、黄色に色づくのですね!
小さな葉の周りには、2mmほどの小さな実のようなものが!!
これは、何でしょうか?!
・・・イチョウのお花です!
「イチョウの赤ちゃんだね!」と教えてくれたお友だちもいました。
普段食卓に並ぶ食材や、よく目にする植物がどのように育っていくのか、
その成長段階を学ぶ機会になりましたね。
幼児期の自然体験は、豊かな感受性の発達を促す体験です。
五感を刺激することで情緒や好奇心を育みます。
写真や絵を通してではなく、生きている植物に直接触れることで
子どもたちはさまざまなインスピレーションを感じます。
さあ、皆が帰ってきました!
お帰りなさい~~♪
年少さん、出発前よりだいぶ表情が豊かになりましたね!
入園してまだ間もないですが、
自分のペースで幼稚園という新しい環境に適応しようと
本当によく頑張っています!!!
年中さん、年長さんも小さい子の面倒をよく見てくれています。
毎朝、お年が下のお友だちを下駄箱や教室までお見送りしてくれる子、
帽子が脱げてしまっていると、優しく被せてくれる子、
泣いているお友だちが居ると手を引いて先生に教えてくれる子、
本当に、みんなの存在が頼もしいです。
お家の皆様、
春になり新しい環境で頑張る年少さん、年中さん、年長さんのお友だちを
お家でたくさん褒めてあげてください!!☆
また来年、くず川沿いのお散歩に出かけましょうね…♪